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はじめての基礎知識

メンズ美容を1年続けた記録|2023年秋〜2024年秋に何を足し、何をやめたか

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結論から言うと

1年間を通して続けられたのは「1つ足して定着させてから次へ」という流れ。やめたものには「続けるほどの変化を実感できなかった」という正直な理由がある。

この記事でわかること

  • 2023年秋〜2024年秋に何を追加し、何をやめたかの時系列記録
  • 続けられた理由は手間とコストのバランスだった
  • 効果を実感できなかったものは正直にやめた
  • 今のルーティンは洗顔→化粧水→乳液→日焼け止めの4ステップ約7分

2023年の10月に医療脱毛を始めた。理由は朝の準備が面倒すぎるというほぼそれだけだ。毎朝カミソリで剃って、剃り残しを気にして、電車で気づいてまた剃って、を繰り返すのが限界だった。ヒゲ脱毛の費用対効果を調べて、思い切って一括契約した話は脱毛の費用の話に書いた。

クリニックで施術を受けた帰り道に、スタッフから「施術後は肌が乾燥しやすいので、これを使ってください」と化粧水を渡された。それが私がスキンケアというものを使い始めたほぼ最初の経験だ。自分で「始めよう」と思ったわけではなく、渡されたから使い始めた。

それから1年、2024年の秋に「あごの下に白髪が1本生えていた」という出来事を経て、年齢の変化を意識するようになった。脱毛を始めたのが34歳の秋で、白髪を見つけたのも34歳の秋だ。美容に積極的に取り組んでいるというよりは、面倒を減らすために対処してきた1年間だったと思っている。

この記事は、その1年間に何をやったか、何をやめたか、理由は何かを時系列で整理したものだ。私は医師でも美容の専門家でもない。ここで書くのはあくまで私個人の記録であり、同じことをすれば同じ結果が出るとは限らない。

結論

1年間で続けられたことの共通点は、手間が小さく、コストが許容範囲で、「やめたときに明らかに違う」と感じられるものだったということだ。逆にやめたものには「効果を実感できなかった」か「手間に対して変化を感じられなかった」という理由が必ずある。

最初から全部を揃えようとしていたら途中でやめていたかもしれない。洗顔料から始めて、化粧水を1ヶ月試して、乳液を足して、というようにそれぞれ定着させてから次を検討するやり方が、私には合っていた。1ステップごとに「これが必要かどうか」を判断できる余白ができる。

今の朝のルーティンは洗顔→化粧水→乳液→日焼け止めの4ステップで、かかる時間は私の場合約7分だ。この時間を長いと感じるかどうかは人によって違うと思う。ただ、2023年秋に洗顔料だけを使い始めた頃は「化粧水も乳液も使うようになるとは思っていなかった」と正直に言える。

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2023年10月——脱毛が始まり、施術後ケアで化粧水を使い始めた

医療脱毛の施術は6〜10回ほどの通院が必要で、施術のたびに照射された部位が乾燥しやすくなる。クリニックで渡された化粧水は施術部位の保湿用で、ヒゲのある場所(頬・あご・鼻の下)に使うものだった。

それまで洗顔後に何も使っていなかった。「乾燥したら保湿するもの」という知識はあったが、意識的にケアしたことはなかった。渡されたものを指示通りに使ってみると、施術後の皮膚の状態が翌日に向けて落ち着くような感覚があった。プラセボかもしれないが、続けてみようとは思った。

施術後のケアを渡されたことで、初めて「顔に何かをつける」という行動が日常に入った。毎回施術が終わるたびに、家に帰ってから使うという流れを繰り返す中で、保湿というものが「あると違う」という感覚が少しずつ積み重なっていった。それまでは「男がそんなものを使う必要はない」という思い込みがあった。渡されたものを使う理由は「そう言われたから」だったが、気づいたらそれが動機の1つになっていた。

この時点でのケアは施術部位だけで、顔全体への保湿は考えていなかった。化粧水を毎日使うようになったのはもう少し後の話だ。

2023年11月——洗顔料を初めて使い始めた

施術の翌月、クリニックで「洗顔は基本ですよ」と言われた。ボディソープで顔を洗っていた話をしたら、少し驚かれた。当時の私はボディソープとフェイシャルウォッシュの違いをほとんど気にしていなかった。

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ボディソープで顔を洗っていたのは節約というより無頓着だった。クリニックでそれを話したら「顔専用のものがあります」と丁寧に言われた。たったそれだけのことが、自分では気づかない当たり前のこととして存在していた。

洗顔料は月に480〜680円程度のものを試した。最初は変化が分からなかったが、洗顔後の「洗いたての感覚」が違うことは分かった。翌月の施術で肌の状態をスタッフに確認してもらうと、少し落ち着いてきたと言われた。この時点での毎月の追加コストは約600円だった。

2024年2月〜3月——化粧水を日課にした

施術後ケアとして渡された化粧水を使い切ったタイミングで、市販のものを自分で買い始めた。洗顔後の化粧水を毎日使う流れが定着したのはこの頃だ。

どれを選べばいいか分からなかったので化粧水の選び方と使い方を参考にして、最初はドラッグストアで買えるものを選んだ。月あたり400円前後で試した。「効いた」という実感より「使わないと翌日が違う」という感覚のほうが先に来た。それが続ける理由になった。

洗顔→化粧水の2ステップルーティンを1ヶ月続けてみた。「変化があるかどうか」は自分で判断するのが難しく、友人に何か変わったかと聞いても「別に普通では」と言われた。実感の難しさと「でも使わないと違う」という感覚の差を受け入れながら続けた。

2024年5月——乳液を追加した

化粧水を2ヶ月試したあたりで、乳液を足した。「乳液は女性が使うもの」という思い込みが1年以上あって、自分には必要ないと思っていた。なぜ試す気になったかというと、化粧水だけで夕方の肌の乾燥感が続いていたからだ。

乳液を足した最初の1週間は違いが分からなかった。2週間目くらいから、夕方のテカり方が「乾燥から来るテカり」と「油分が多いテカり」で違うかもしれないということに気づき始めた。私の場合は乾燥後に皮脂が過剰に出るタイプだったようで、乳液で保湿を補うほうがテカりの出方が落ち着いた。これは私個人の感想であり、テカりが気になる人全員に同じことが言えるわけではない。

乳液の月コストは約280円だ。テカりの対策についてに詳しく書いたが、洗いすぎてテカりが悪化した時期があったことも正直に書いておく。

乳液を使い始めたあとにもう一つ気づいたことがある。化粧水だけで終わらせていた時期は、冬場と夏場で肌の調子が大きく変わっていた。夏は暑くて汗もかくから保湿しすぎると詰まりそうだと思い、化粧水を薄くつけていた。乳液を取り入れて量を調整するようになってから、季節による肌の変動幅が小さくなった感覚がある。これも私の場合の話であり、全員に当てはまるとは思っていない。

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洗いすぎてテカりが悪化したことがある。「テカるから洗う」「洗うからまたテカる」という状態に気づいたのは洗顔料の量と回数を見直してからだ。改善しようとした行動が悪化を招いていたケースだった。

2024年夏——やめたものと続かなかったもの

1年の間に試してやめたものもある。正直に書く。

毛穴パック——鼻の毛穴が気になって試したが、使った翌日に赤みが出た。その後メンズ毛穴の黒ずみ対策を読んで、毛穴パックは使い方を間違えると肌に負担をかけることを知った。試したのは2回で、その後はやめた。使い方の問題だったかもしれないし、私の肌質に合わなかっただけかもしれない。どちらにせよ、赤みが出た時点で自己判断でやめた。

スペシャルケア的な美容液——SNSで見かけたものを1本買って試したが、2週間使い続けて変化を感じなかったのでやめた。高価な製品が自分に合うかどうかは使ってみないと分からないし、「合わなかった」という結果自体は失敗ではないと今は思っている。2週間で変化を感じなかったからといって、他の人にも効かないという話ではない。それだけ肌質や生活習慣の個人差が大きいのだと理解している。

週に何度も使うシートマスク——週3回ほど使っていた時期があったが、コストと時間の割に変化を感じられなかった。特に悪いことはなかったが、続けるほどの理由も見つからなかった。シートマスクが効果的だという話は見かけるが、私の場合は毎日の化粧水と乳液のほうが変化を感じやすかった。1本あたりのコストと使用頻度から月単位のコストを計算してみて、同じ金額を化粧水のグレードアップに使うほうが合理的だと判断してやめた。

2024年秋——日焼け止めを追加した

秋になって、夏の間に気にしていなかった日焼け止めを後悔した。外回りが多い仕事で、腕はともかく顔への対策を怠っていた。秋になって日焼け後の肌に化粧水と乳液の効き方が変わった感覚があり、UV対策を秋以降から始めた。

朝の最後のステップとして日焼け止めを追加した。これで洗顔→化粧水→乳液→日焼け止めの4ステップになり、時間は約7分に落ち着いた。夏から始めれば良かったという後悔はあるが、秋から始めたこと自体は今も続いている。メンズ日焼け止めの選び方には選ぶときのポイントを書いた。

日焼け止めを追加するにあたって一番の不安は「べたつくのでは」という点だった。ドラッグストアで何種類か試してみたら、テクスチャーが想像よりずっと軽いものがあることが分かった。乳液との重ね付けになるので、相性を確認しながら選んだ。べたつかないものを選ぶと日常使いが続けやすい。

2024年10月——1年を振り返ったときに感じたこと

2023年10月から1年が経過したタイミングで、何が変わったかを整理してみた。

「変わった」と言えることを正直に書く。夕方のテカりが落ち着いた日が増えた。かみそり負けのような赤みが出にくくなった。朝の洗顔後の突っ張り感が減った。これらは私個人の感想で、数値では測れない。他の人が同じ製品を使っても同じ結果になるとは言えない。

「変わったかどうか分からない」こともある。毛穴の目立ちやすさは1年では実感を得にくかった。肌のツヤと言われるものが改善したのかどうかも、正直なところ他者が見て判断できる変化かは分からない。

続けた主な理由は、手間とコストが自分の生活に収まる範囲だったことだ。日々の費用は最終的に月1,400円程度に落ち着いた。これより高いアイテムに変える理由は今のところ見つかっていない。

続けられた理由と続かなかったものの違い

続けられたものには共通点がある。「使わないときとの差を自分で感じられた」ことだ。化粧水も乳液も、試しにやめてみると翌日の肌の状態に差を感じた。それが続ける動機になった。

続かなかったものは「変化を感じなかった」か「変化が出るまで続けたいほど動機がなかった」かのどちらかだ。「なんとなく良さそう」で始めると、変化が感じられないときにやめる理由がない。始める理由も弱く、やめる理由も弱い、というものは自然に消えていった。

費用の壁も関係する。月に数千円かかるものを「試す」ために続けるのはハードルが高い。安価なものから始めて、それが「あるとないとで違う」と感じてから上位の製品を検討するやり方が、私には合っていた。

もう一つ、続けられた理由として「他のルーティンに組み込めた」ことが大きかった。洗顔は毎朝していたので、洗顔料を変えるだけで追加のアクションがなかった。化粧水と乳液は洗顔後の流れで完結する。出勤前に洗顔をするという既存の行動に付け加える形だったから、「別の時間を作る」という意識なしに続けられた。スキンケアを新しく始める人が最初にやめてしまうのは、「毎日やる」という行動を生活から切り離した場所に置いてしまうからかもしれない。

費用の変化——月あたりのコスト推移

数字を書くと参考になるかと思うので、私の場合の推移を書く。あくまで私の場合であり、使う製品によって大きく変わる。

2023年11月(洗顔料スタート): 月約600円追加
2024年3月(化粧水追加): 月約1,000円
2024年5月(乳液追加): 月約1,280円
2024年秋(日焼け止め追加): 月約1,400円前後

医療脱毛の費用は一括で148,000円(税込)かかっているが、月割りにするとどのくらいかは脱毛費用の分割払いを考える記事に書いた。スキンケアの細かなコストの計算についてはメンズ美容の予算を考える記事に詳しくまとめている。

やめたものを振り返って思うこと

試してやめたものが複数あることを、最初は失敗だと思っていた。今は違う見方をしている。やめることができた、という事実は「試さなかった」より良い状態だと思う。

試してみないと「自分に合うかどうか」は分からない。使って変化を感じなかった、という経験は次の判断の材料になる。「これは合わなかった」という事実が積み重なると、「自分には何が必要か」が少しずつ絞れてくる。

1年でやめたものも続けたものも、全部含めて「1年間続けた記録」だと思っている。続けることがゴールではなく、自分に必要なものを選べるようになることがゴールだと、1年経った今はそう思っている。

スキンケアの順番と正しい使い方

1年使い続けて、最初に知っておけばよかったと思うことに「順番と量」がある。

化粧水を十分になじませる前に乳液をつけていた時期があった。順番を間違えると、それぞれの役割が発揮されにくい場合がある。スキンケアの順番の基本についてはメンズスキンケアの順番と使い方にまとめた。私が1年試行錯誤して身につけたことの多くが、最初から一覧にまとまっている。

量についても最初は「たくさん使えばいい」と思っていた。乳液を多めにつけすぎて、マスクの内側を汚す日が続いたことがある。適量は製品によって違うが、「つけた後に触って何もつかない程度」という感覚が安定すると、量の迷いが減った。

今から始めるなら私はこうする

この1年間の記録から、最初にやるべきことを逆算すると次のようになる。

最初は洗顔料だけを3週間続ける

何か足す前に、洗顔料だけを変えて3週間続けることを勧める。朝晩の洗顔を正しくやるだけで、肌の状態が変わったことを感じた人が自分の周りにも数人いる。スキンケアの入口はここで十分だ。費用は月600円程度で、時間は1〜2分追加されるだけだ。

次のステップは洗顔後の化粧水

洗顔料が定着したら、次は化粧水を1ヶ月試す。安いものでいい。ドラッグストアで買える1,000〜1,500円のものを1本使い切るまで続けてみる。使い切れる量をきちんと使い切ったときに「次を買うかどうか」を判断すれば、無駄が出にくい。

乳液は「化粧水だけでは不足と感じたとき」に足す

乳液は最初から必要とは限らない。化粧水を1ヶ月使って、夕方の乾燥感が改善しないと感じたタイミングで追加を検討する。始めから揃えなくてもいい。

日焼け止めは夏の前から

私は秋から始めて「夏に使っておけば」と後悔した。外に出る仕事や生活であれば、春から日焼け止めを朝のルーティンに入れておくほうが賢い。

効果を感じなければやめていい

2週間試して変化を感じなければ、やめていい。合わないものを続ける必要はない。試してやめた、という経験は次の判断の材料になる。「合わなかった」という結果は失敗ではない。

よくある質問

メンズ美容を続けるにはどうすればいいですか?

私の場合は「1つ追加して、定着してから次を検討する」という順番が続けられた理由の一つです。最初から全部揃えようとすると、どれが自分に必要かも分からないまま費用と手間がかさみます。最初は洗顔料だけを3週間続けてみるくらいの小さなステップが、結果的に長く続ける入口になりました。

スキンケアを始めて1年で何か変化はありましたか?

私の場合は、夕方の肌のテカりが落ち着いた日が増えた、かみそり負けのような赤みが出にくくなった、朝の洗顔後の肌の突っ張り感が減ったという変化を感じました。ただしこれは私個人の感想であり、同じ結果が他の方に出るとは限りません。スキンケアの効果は個人差が大きく、続ける期間や使う製品によっても変わります。

医療脱毛を始めてからスキンケアに興味を持ったのはなぜですか?

脱毛クリニックの施術後ケアで化粧水を渡されたことがきっかけです。「剃った後の肌は乾燥しやすいので使ってください」と言われて、初めて意識して使い始めました。自分でやると決めたわけではなく、やることが決まっていたのでやった、というのが正直なところです。

タク

2023年10月からヒゲ脱毛に通っています

都内の物流会社で営業をしている34歳の会社員です。2023年の秋、朝の準備が面倒すぎるという理由でヒゲの医療脱毛に通い始めました。そこから洗顔やら制汗剤やら生え際やらに芋づる式に手を出して、今に至ります。美容の専門家ではありません。自分で払って、自分で試して、その結果をここに置いているだけです。

どういう基準で書いているか