ヒゲ・眉・ヘアケア
ヒゲの白髪が出てきたら|抜く・染める・脱毛の前に知っておきたいこと
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結論から言うと
光やレーザーの脱毛は毛のメラニンに反応する仕組みなので、白髪には反応しにくい。白髪が増えてから契約すると、黒い毛だけ減って白髪が残ることがある。
この記事でわかること
- 抜くことのリスクと、抜くのをやめた理由
- 脱毛が白髪に反応しにくい仕組み
- 白髪が増える前と後で契約の考え方が変わる
ヒゲ脱毛に通い始めて1年ほど経った頃、洗面所の鏡で顎の下に白い毛が1本あるのを見つけた。34歳だった。加齢の話が自分に来るのはもっと先だと思っていたので、素直に驚いた。
そのときは深く考えずに抜いた。翌月、今度は2本見つけた。抜いた。そのうち、抜いた場所の皮膚が赤くなっていることに気づいて、これは続けるやり方ではないなと思った。
同時に、もうひとつ引っかかることがあった。私は今まさに医療脱毛でヒゲを減らしている最中なのに、白髪はどうなるのだろう、という疑問だ。調べてみたら、これは契約前に知っておくべきことだった。この記事はその話が中心になる。私は医師ではないので、仕組みの説明は一般に説明されている範囲にとどめ、判断は各自でしてほしいという前提で書く。
結論
一般的な光脱毛やレーザー脱毛は、毛に含まれるメラニン色素に反応してエネルギーを届ける仕組みだとされている。白髪はこの色素が少ないため、同じ照射をしても反応しにくい。
つまり、白髪が混ざった状態で脱毛を進めると、黒い毛は減っていくのに白髪はそのまま残る、という状態になり得る。本数が減ったぶん、残った白髪はかえって目立つ。
これを知らずに契約すると、想定していた仕上がりと違う結果になる。私は運よく契約前ではなく途中で気づいたが、ヒゲの白髪が気になり始めている人ほど、契約前に確認したほうがいい項目だと思う。
ヒゲの白髪はどこから出てきたか
私の場合、最初に出たのは顎の下だった。次が口の横。頬にはまだない。
聞いた話や見た範囲では、出てくる場所には個人差があるようだ。ただ共通しているのは、最初は本数が少なく、しばらくすると少しずつ増えるという点だった。
年齢についても幅がある。私は34歳だったが、20代で出る人もいれば、40代でほとんどないという人もいる。ここは体質の要素が大きいらしく、自分でどうこうできる部分ではなさそうだった。
気づき方も人によって違うと思う。私は洗面所の鏡で見つけたが、そのときは朝の光が真上から当たる位置に立っていた。同じ毛でも、光の当たり方によって見えたり見えなかったりする。窓際で確認したら思ったほど目立たなかったので、最初に感じた焦りは少し行き過ぎだったかもしれない。
もうひとつ、自分では見えにくい角度があるということも書いておきたい。顎の下は、正面の鏡ではほとんど見えない。私が見つけられたのは、たまたま上を向いて髭を剃っていたからだ。逆に言えば、他人からも見えにくい位置ではある。
抜くべきかどうか
最初にやったのは抜くことだった。1本なら抜けば見えなくなる。実際、抜いた直後は気にならなくなった。
「抜くと増える」という話について
白髪は抜くと増える、という説明をよく見かける。ただ、その根拠になる資料を私は見つけられなかった。1つの毛穴から生える毛の本数が抜いたことで増える、という仕組みも思いつかない。
なので、この記事では「増える」とも「増えない」とも書かない。分からないことは分からないままにしておく。
増えるかどうかとは別のリスク
抜くこと自体には、別の問題がある。毛を無理に引き抜くと、毛穴の周りに負担がかかる。私は実際、抜いた場所が赤く腫れたことが何度かあった。
もうひとつは埋没毛だ。抜いたあとに生えてきた毛が皮膚の下で伸びてしまうことがある。私は顎の下に1回それができて、しばらく触ると痛かった。
つまり「増えるか」を心配する以前に、抜くという行為自体が肌にとって優しくない。私が抜くのをやめたのはこの理由だ。
顎の下の白髪を抜き続けていたら、その場所だけ赤いブツができた。抜くのをやめて2週間ほどで落ち着いたが、しばらく人と近い距離で話すのが気になった。増えるかどうかより、こっちのほうが実害だった。
剃るという選択
今やっているのは、単に他の毛と一緒に剃ることだ。白髪だからといって特別扱いしない。
これが一番肌に負担がない。抜かないので毛穴を傷めないし、埋没毛の心配もない。デメリットは、剃った直後は目立たないが、伸びてくるとまた白く見えることだ。
ヒゲの伸びる速さは部位によって違うので、白髪が出ている場所によっては翌日には見えることもある。私の場合は顎の下なので、正面からは分かりにくく、そこまで気にしていない。
一時期、白髪だけをハサミで短く切るということも試した。抜かずに目立たなくできるので理屈は合っているのだが、結局その1本を探す時間がかかるうえ、切り口が斜めになって余計に目立つことがあった。数本のうちは剃るのが一番早い、というのが今の結論だ。
剃り方そのものについてはヒゲ剃りと肌荒れに書いた。白髪だけを狙って刃を当てると、その場所だけ深剃りになって荒れやすい。全体を均一に剃るほうが結果的にきれいだった。
使う道具によっても差が出る。私はカミソリから電気シェーバーに変えてから、口の周りの赤みが減った。道具の選び方は電気シェーバーの選び方に整理してある。白髪のために変えたわけではないが、特定の毛を狙って何度も刃を当てる癖がある人ほど、肌当たりの穏やかな方式のほうが向いていると思う。
ひとつ気づいたのは、白髪の見え方は光の当たり方でかなり変わるということだ。自宅の洗面所の照明の下では分からなかったのに、会社の窓際の席に座ったときや、日中に車のミラーを覗いたときに急に目に入る。逆に言えば、鏡の前で気になって探し始めると、実際の本数以上に気になってしまう。私は「洗面所で見えない範囲なら放っておく」と決めてから、探す時間が減った。これは個人的な割り切り方なので、人に勧める話ではない。
染めるという選択肢
ヒゲ用の白髪染めは市販されている。使ったことはないので使用感については書けないが、選ぶときに確認したほうがいいと思った点はある。
ひとつは、髪用の白髪染めをそのまま顔に使わないこと。顔と頭皮では皮膚の状態が違い、製品ごとに使用できる部位が定められている。パッケージの記載を確認して、顔に使えると書かれているものを選ぶ必要がある。
もうひとつはパッチテストだ。染毛剤はアレルギー反応が起きることがあるとされており、製品の説明書に事前のテスト方法が書かれていることが多い。面倒でも読んでおいたほうがいい部分だと思う。
染めた場合、伸びてきた根元は白いままなので、定期的に染め直すことになる。手間と、肌への負担と、見た目の優先順位で決める話だ。
現実的な話をすると、ヒゲは頭髪より伸びるのが早い部位なので、染め直しの間隔は短くなりやすい。毎朝ヒゲを剃る人であれば、剃った時点で染めた部分も一緒に落ちる。つまり「剃らずに残す部分の白髪を染める」という組み合わせでないと、手間に対して得られるものが釣り合いにくい。私が今この選択肢を取っていないのは、単純に顎の下を伸ばしていないからだ。デザインとして残す部分がある人にとっては、また評価が変わると思う。
光・レーザー脱毛が白髪に反応しにくい理由
ここが本題だ。
一般的な光脱毛やレーザー脱毛は、光のエネルギーが毛のメラニン色素に吸収され、熱に変わることで毛根まわりに作用する、という仕組みで説明されている。黒い毛ほど色素が多いので反応しやすく、太くて濃い毛が効果を実感しやすいと言われるのはこのためだ。
白髪はこの色素がほとんどない。光を当てても吸収する対象が乏しいので、同じ設定で照射しても黒い毛と同じようには作用しにくい。
したがって、白髪が混ざったヒゲに脱毛を続けると、黒い毛から先に減っていく。ヒゲ全体の本数が減ったところに白髪だけが残るので、割合としては白髪が目立つ状態になる。
この仕組みは、脱毛を受けたことがある人にとっては別の形でも実感があるはずだ。産毛のように色の薄い毛は、濃いヒゲに比べて回数がかかると説明されることが多い。理由は同じで、反応する対象の量が違うからだ。白髪はその極端な例にあたる。
逆に言えば、この仕組みは肌の側にも関係する。日焼けした肌には照射が制限されることがあるが、これも肌のメラニンに光が反応してしまうためだと説明されている。私も夏の外回りのあと、日焼けの状態を確認されたことがあった。毛と肌の色のコントラストが、この方式の前提になっている。
私が契約時に確認していなかったこと
正直に書くと、私は契約時にこの話をしていない。白髪が出ていなかったので、聞く発想がなかった。
契約したのは2023年の秋で、白髪を見つけたのはその1年後だ。だから「知らずに損をした」という状況ではなかったが、もし契約時点で白髪が混ざっていたら、確認せずに進めていたと思う。
カウンセリングでは料金と回数と痛みの話が中心になりやすい。実際、私が持って行ったメモにも白髪の項目はなかった。この記事を書いている理由は、そこに項目を足しておいてほしい、というだけの話だ。
白髪が増える前と後で契約の考え方が変わる
これを踏まえると、白髪が出始めているかどうかで、脱毛の考え方が少し変わる。
白髪がまだほとんどない段階であれば、黒い毛が多いうちに進められる。今後白髪が増えたとしても、母数が減っていれば全体の印象は変わる。
一方、すでに白髪がかなり混ざっている場合、契約した回数を消化しても、想定していたほど「減った」と感じないことがありうる。回数と期間の目安についてはヒゲ脱毛の回数と期間に書いたが、あの目安は黒い毛を前提にした話だ。
私が言いたいのは「早く契約しろ」ということではない。白髪の量によって期待できる結果が変わるので、カウンセリングでそこを確認してから判断してほしい、ということだ。
カウンセリングで確認しておきたいこと
白髪が気になっている場合、私なら次の点を聞く。
現時点で白髪がどのくらいあるか、実際に見てもらう。白髪の部分は照射の対象になるのか。白髪が残った場合、コース内で対応できる方法があるのか。将来白髪が増えた場合の扱いはどうなるのか。
このあたりは、料金の話と同じで契約前に聞いておく類のことだと思う。契約後に「そういう仕組みでして」と言われるのが一番つらい。
聞き方にもコツがある、というほどのものではないが、私は質問をスマホのメモに箇条書きにして持って行き、返答をその場で書き足すようにしている。カウンセリングは情報量が多く、帰り道には半分忘れている。特に「できる/できない」ではなく「どういう条件ならできるのか」を聞いたときの答えは、あとで契約書と突き合わせる材料になる。口頭の説明と書面が食い違ったときに、自分のメモがあるかどうかで話の進み方が変わる。
費用面の確認事項についてはヒゲ脱毛の費用に別途まとめている。
色素に依存しない方式もある
毛の色に依存しない脱毛方式として、毛穴に細い針を入れて電気を流す方式がある。ニードル脱毛、あるいは電気脱毛と呼ばれるものだ。メラニンに反応させる仕組みではないため、色素の少ない毛にも対応できるとされている。
ただし、1本ずつ処理する方式なので時間がかかり、痛みや費用の面での負担も大きいと説明されている。私は受けたことがないので、体験に基づいた話は書けない。
対応しているかどうかはクリニックやサロンによって異なるので、選択肢として検討する場合は取り扱いの有無から確認することになる。医療とサロンの違いについては医療脱毛とサロン脱毛の違いにまとめてある。
デザインとして残す場合の白髪
ヒゲを全部なくすのではなく、形を残すという選択もある。その場合、残す部分に白髪が混ざっていると、そこが目立つことになる。
私はまだ顎の下に数本という段階なので、そこまで具体的に悩んではいない。ただ、残す部分を決めるときには、今の白髪の分布と、これから増える可能性を頭に入れておいたほうがよさそうだと思っている。
考え方としては2つある。白髪が出やすい場所を残す範囲から外してしまうか、残したうえで染めることを前提にするか。前者のほうが手間はかからないが、デザインの自由度は下がる。私は今のところ、増えてきたら前者に寄せると思う。
ヒゲまわりの道具の比較
| サービス | 費用の目安(税込) | 無料カウンセリング | 満足度 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック ラムダッシュ | 型番と販売店により幅が大きい/公式・販売店で要確認 | なし | ★★★★★ | 毎日剃る人。時短の効果が一番出る |
| フィリップス OneBlade | モデルと販売店により幅がある/公式・販売店で要確認 | なし | ★★★★ | ヒゲを残して形を作りたい人 |
| ブラウン シリーズ | 型番と販売店により幅が大きい/公式・販売店で要確認 | なし | ★★★★ | ヒゲが濃くて根元が残りやすい人 |
| ケノン(家庭用光美容器) | 公式サイトの販売価格を要確認 | なし | ★★★ | クリニックに通う時間が取れない人 |
価格はすべて税込で、各公式サイトに掲載されていた金額を記載時点で写したものです。キャンペーンや店舗によって変わります。申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。医療機関の施術は医師の診察が前提です。
白髪そのものを元に戻せるのか
これについては、確かなことを書けない。
「白髪が黒くなる」「白髪が治る」といった表現で販売されている商品を見かけることがあるが、そう断定できる根拠を私は確認できていない。化粧品や健康食品の区分で、そうした効能を表示することは認められていない範囲でもある。
体調や生活習慣との関連について言及されることもあるが、それが白髪を戻すという話とは別だ。急に増えた、他の症状をともなうといった場合は、市販品を探すより皮膚科や内科で相談するほうが筋がいいと思う。
⚠️ 注意点
この記事の内容について
私は医師ではなく、医療の専門家でもありません。ここに書いた仕組みの説明は一般に公開されている情報をもとにしたもので、個々の毛や肌に何が起きるかは人によって異なります。
染毛剤によるかぶれ、抜毛後の炎症、脱毛後の肌トラブルなど、症状が続く場合や痛みをともなう場合は、自己判断で対処せず皮膚科への相談を検討してください。
「白髪が治る」「黒く戻る」といった効能をうたう商品については、その根拠を確認したうえで判断してください。
私が今やっていること
整理すると、今は次のようにしている。
抜かない。他の毛と一緒に剃る。染めていない。脱毛は継続していて、白髪の部分については期待していない。
これは「白髪を気にしていない」という話ではなく、今の本数なら剃るだけで足りる、という判断だ。増えてきたら染めることも検討すると思う。
ひとつだけ変えたのは、鏡で数を数えるのをやめたことだった。数えると増えた減ったが気になって、抜きたくなる。見つけたらそのまま剃る、という運用にしてから楽になった。
今から考えるなら私はこうする
抜くのをやめる
増えるかどうかは分からないが、抜くこと自体が肌に負担をかける。私は赤みと埋没毛で実際に困った。
まず剃るだけで足りるかを試す
本数が少ないうちは、特別なことをしなくても他の毛と一緒に剃れば済む。ここで足りるなら、それ以上手を出す必要はない。
染めるなら顔に使える製品かを確認する
髪用をそのまま顔に使わない。パッチテストの記載を読む。ここは面倒がると後で困る部分だと思う。
脱毛を検討しているなら白髪の扱いを契約前に聞く
光・レーザーはメラニンに反応する仕組みなので、白髪には反応しにくい。これを知らずに契約すると、想定と違う結果になり得る。カウンセリングで実際に見てもらって確認する。
「治る」と書かれた商品には慎重になる
白髪が元の色に戻ると断定できる方法を、私は確認できていない。うたい文句より根拠を見る。
急に増えた、他の症状もあるなら受診を検討する
見た目の問題として処理する前に、体の側の話である可能性を一度考えてみる。これは自分への戒めでもある。
よくある質問
白髪は抜くと増えますか?
抜くと増えるという説明の根拠になる資料は、調べた範囲では見つけられませんでした。ただ、増えるかどうかとは別に、毛を無理に抜くことで毛穴の周囲に炎症が起きたり、埋没毛の原因になったりする可能性は指摘されています。増えるかどうかを気にするより、抜かないほうが肌への負担は少ないと考えています。
医療脱毛やサロンの光脱毛で白髪もなくなりますか?
一般的な光・レーザーの脱毛は、毛に含まれるメラニン色素に反応する仕組みのため、色素の少ない白髪には反応しにくいとされています。黒い毛が減った結果、白髪だけが残って目立つようになるケースもあります。契約前に、白髪の扱いについてカウンセリングで確認しておくことをおすすめします。
白髪を黒く戻す方法はありますか?
白髪が元の色に戻ると断定できる方法は、私が調べた範囲では確認できませんでした。「白髪が治る」「黒くなる」といった表現で販売されている商品には注意したほうがいいと思います。気になる場合は、まず皮膚科で頭皮や体調の面から相談する選択肢もあります。